仕方のない人ですね

気つけてないと、

すぐに、りっぱになろうとする。

 

怒らない。

感情を露わにしない。

悪口を言わない。

勤勉に働く。

人に親切にする。

人を不快にさせない。

 

あれれ、あっという間に他人軸に後戻り。

 

怒ちゃうのよ、怒りが溜まってるから。

感情を出していこうって決めたのよ。

悪口だって、言うのよ。そう思うんだから。

 

そう、わたし、仕方のない人なのです。

 

今まで、自分より他人を優先にしてきた。

係や当番を引き受ける。

たくさん働くのは、何のため?

悪く言われたくなかった。

認められたかった。

 

ひとに親切にする。

自分を押し殺してまで?

自分を我慢させてまで?

そんな親切、されたら嫌だわ。

まず自分が満たすことが先。

人間は自分を満たしても、

必ずいくらか余るようにできているそうだ。

人のことを考えられるのは、それから。

わたしの器、

今はその程度しか満たされてない。

 

人を不快にさせないために、

あわせていく。主張しない。

今までそうしてきたけど、

不快さを表してきたり、

怒ってきた人は、たくさんいた。

相手は相手。

そこまで相手に責任を感じなくていい。

 

りっぱじゃないのだから、

りっぱなフリ、しない。

自分の器以上であろうとしない。

 

自分の器より、大きくなろうとすると、

手っ取り早く大きく見せようとしてしまう。

人を、小さな器に見立てて、

自分の器が大きくなったように、

自分を錯覚させたりする。

 

それは、したくない。

誰かを傷つけるし、

自分も傷つける。

 

すごい自分になろうとすると、

できる自分になろうとすると、

無理をして、クタクタになり、

人を見下して、ボロボロになる。

 

わたしは、しかたのない人。

 

嫌なことは、断る。

周りの意見に、流されない。

ひとにどう思われるかは、考えない。

自分の感じるままに、思うままに。

 

それでいいのです。

だって、仕方のないひとだから。