うす汚れた感じ

先日、お友だちとお話ししていたら、

そのお友だちが、

自分の中がうす汚れた感じがすると

言っていた。

 

自分否定感が強い彼女。

敏感で、繊細で、

周りの人の気持ちを、

必要以上に察しようとする。

生きづらい。

 

わかるんだ〜。

そのうす汚れてるって感じ。

わたしもそうだ。

 

ハツラツとして、明るかったり、

穏やかで、感情のコントロールが上手だったり、

一本芯が通っててぶれないような人の前にいると、

なんだか、わたしうす汚れてるって、

思っちゃう。

 

また別の友だちに会う機会があって、

悩みを聞いた。

この友だちも、自己否定感が強い。

生きづらさを抱えている。

いろいろなことが重なって混乱していた。

話しながら、ものごとを整理して、

考えていった。

 

友だち、ふたりとも、

自分らしさを素直に出して生きていけるように

なれますように、と思う。

楽になりますように、

心から思う。

 

少し前の自分と、重なる。

振り回されて、自分がなく、

混乱している。

堂々めぐりをして、

抜け出せない日々。

 

わたしが、彼女たちを見るとき、

混乱している彼女たちを、

うす汚れている感じがするなんて、

決して思わない。

よりよく生きたい、と願う心の奥に

きれいな魂の存在を感じる。

 

あぁ、そうなんだよね。

他人は、うす汚れてるなんて

思ってないよ。

自分で、自分を

曇ったフィルターで見ているだけ。

 

自己否定の曇ったフィルターでみると、

自分がちっちゃくて、

うす汚れて、

取るに足らない存在のように思ってしまう。

どこかに隠れたり、消え入りたいように

思ってしまう。

 

でもそれは、

ただ曇ったフィルターのせいだ。

 

わたしが、他人を見る目を通して、

他人が見るわたしを知る。

だれも、うす汚れているように見ていない。

人も、うす汚れているとは見ていないだろう。

 

うす汚れたように感じている時は、

自己否定感が、強くなっている時。

時々曇るフィルター、

自分を信じる心で、曇りを取り除こう。