信じる

中学1年生の長男が、

葛藤している。

 

親のわたしからみたら、

とても些細なことで。

 

でも、本人にとっては

重大なこと。

どうしたらよいかわからなくて、

葛藤している。

混乱している。

 

どうするのかなぁ?

どんな選択をしてもいい、と思う。

彼が選ぶこと。

 

わたしは、彼の葛藤に巻き込まれない。

静かな気持ち。

 

こんな時、

自分の変化に気がつく。

 

前のわたしだったら、

巻き込まれていただろうな。

こうした方がいいって押し付けてただろうな。

葛藤を持ちこたえられずに。

なかなか決められない長男に、

イライラしていただろうな。

 

いまのわたしは、

巻き込まれなくなってる。

 

見守っていた。

どうするか、

静かに見ていた。

 

次の日、

彼は自分でどうすればいいか考え、

友だちにも助けを求め、

手伝ってもらい、

解決に向けて一歩を踏み出した。

 

彼もまた変化している。

成長している。

 

親があれこれ押し付けなければ、

自分で考えて、解決していく。

きっと、今までだって

わたしが押し付けてなければ、

できてたのだろう。

 

力を奪っていたのかもしれない。

解決する力があると、

信じていなかったのかもしれない。

 

信じる。

彼には、力があるということを。

失敗しても、

立ち直ることができるということも。