好き嫌い

何が好きなのか、

よくわからなかった。

 

生きづらさをなんとかしたいと思って、

ジタバタしてた日々。

好きなことをするといいよ、と言われた。

 

なんだろう、好きなことって。

 

よくわからなかったけど、

とりあえず、手当たりしだい

これかなと思うことをやってみた。

 

それから2年ちょっと。

続いているものは、

きっと好きなことだ。

 

これが好きー!

こういうことがしたい!

感情が弾けて、

まっしぐらに進めたらよかったな。

すぐに出てこないのは

なんだかとてもさみしい。

 

ずっと、人の顔色をうかがい、

どう思われるかばかりに

気を取られてきたから、

自分で自分がわからなくなってしまった。

 

取り戻す日々。

少しづつ。

それでいい。

 

わたしには子どもが2人いる。

2人が、そんな風にならないように

気をつけて育ててきた。

 

何が好きなのか、

何をしたいのか、

どういう気持ちなのか、

自分の感覚を大事にして欲しいと

思っている。

 

親が先回りしないように。

親の不安を押し付けないように。

親の好みを押し付けないように。

 

いつもうまくいくわけではなくて、

押し付けてるな、と思うこともある。

それでも、気をつけてるのとそうでないのとは、

大きな違いがあるだろう。

そう思っている。

 

失敗もして、本人が気がつくことが大事。

 

まだ中学生と小学生。

同年代の子よりも

少し幼くみえるうちの子たち。

まだまだこれから。

 

未熟であることを、認める。

成長の速度を、比べない。

言い聞かせてないと、

焦る気持ちが表に出てしまう。

 

足りないところって目に付きやすいね。

 

未熟で幼くても、

自分の好き嫌いは、

間違いなくわかっている。

やりたい、やりたくないも

はっきりしている。

その上で、周りに配慮もできている。

 

自分で自分がわからなかった母親に

育てられてるんだから、

もう、上出来じゃないか。