気づくまで

すべては、わたし自身が引き起こしたこと。

壊しちゃった人間関係。

切り捨てられた人間関係。

 

なんで⁈って

その時は思ったよ。

ひどい人って

相手が悪いと思ったよ。

 

今でも、その人を

その人たちを、

好きにはなれない。

 

だけど、今ならわかる。

その人たちが

とても愚かで、どうしようもなくって、

そんな悪い相手に出会ってしまったから

わたしは被害を受けた、訳ではない。

 

その人の言葉に態度に、

反応したのは、わたし。

まぎれもない、このわたし。

 

そんな反応をしなかったら、

たぶん結果は違っていた。

 

つらい出来事。

なんでこんなことにって、

忘れることもできずに、

数年ひきづった。

 

許す、とも違う。

忘れた、という訳でもない。

謝りたい、でもないけれど。

 

わたしだなって思う。

わたしが引き起こした出来事。

わたしが引き寄せた出来事。

 

わたしの愚かなところ、

醜いところがあぶり出される。

こんな業を抱えていた。

見えなかった部分、

隠されていたものが、

露わになっていく。

 

見せてくれた。

気がつかせてくれた。

 

いざこざがなければ、

つらい年月がなければ、

気がつけなかった自分のイタイ部分。

 

気がつかなければ、

隠したまま、イタイまま

また同じ反応を繰り返していたはず。

 

すべてが起こるべく、起こる。

気がつくまで、繰り返し、

似たような出来事が起こり、

似たような人たちに出会う。

 

心ないことを言う人、

ひどい態度を取る人、

何かを強制したがる人、

 

放っておけばいい。

関わらなければいい。

受け流せばいい。

逃げちゃえばいい。

 

その人のひどい言葉を

冷たい態度を

上から目線を、

ひどい、冷たい、上から見下してる、

と反応していたのは、わたし。

 

その人の、

醜いところ、愚かなところ、イタイところ、

それをどうするかは、

その人の課題。

わたしには関係ない。

 

わたしはわたしの、

醜さ、愚かさ、イタさに

向き合っていくしかない。

 

人間関係のいざこざ、

つらい出来事。

でもそれは、気づきをもたらすギフトだった。

 

そうとは気づかず、

相手が悪いって決めつけて、

自分のこととして考えられず、

受け取り拒否してた日々。

 

受け取りを拒否すると、

何度でも、形を変えて送られてくる。

 

傷みを持って、自分のことととして受け入れる。

そしたら、気づきという大きなギフトが受け取れた。

もう、同じつらさは送られてこない、と思う。