いつでもベストを尽くしてる

どんな失敗も、

どんなに後から悔やんだことも

その時は、それがベストだったんだと思う。

それ以上はきっとできなかった。

 

どの時を切り取ってみても、

わたしはいつだって

よりよく生きたいと思ってたし、

和やかに穏やかに、

周りの人と仲よくしたいと思っていた。

 

だけど、そう思っていても

対立したり、

波風がたったり、

嫌ったり嫌われたり、

うまくいかなかったことが、たくさんある。

 

誰かの言葉に、深く傷ついたり、

反論したくなったり、

誰かの態度に、神経を逆なでされたり、

言わなければいいことを言ってしまったり、

冷たい態度をしてしまったり。

 

数々の後悔。

でも、それは

満たされてなかった心が、

そういう反応をするしかないと、

それが一番の反応だと、

選んだものだ。と思う。

 

大事にされたいのに、

今まで大事にされてこなかったのに、

この人もわたしを大事にしてくれないの?

そんなの耐えられない!

という反応だったり。

 

なんとか自分を保つために、

守ってきたやり方を、

変えられなかったり、

他に方法を知らなかったり、

知っていてもできなかったり。

 

つまり、

あんなこと言うんじゃなかった、

あんな態度をとるんじゃなかったって

後から思っていても、

その時には、他に選択肢はなかった。

気がつくと、そういう反応をしてしまっている。

 

それしかなかった。

それしかできなかった。

 

誰かの言葉や態度に

傷ついたり、イラッとしてしまうのも、

感情を抑えたり、

我慢して押し込めて、もんもんとしたりするのも、

全部自動的に反応してしまっている。

 

傷つくほどのことではないのでは?

イライラすることではないのでは?

我慢してそのことばかりに囚われたり、

何日ももんもんとかんがえたり、

後から、間違っていたと思ったとしても、

その時は、それしか選択肢はなかった。

反応は自動的に起こっている。

 

それしかできなかった。

それが精一杯だった。

それがその時の、わたしのベストだった。

 

きっと、どの人のどんな反応も、

それがその人のベスト。

その人の中に脈々と積み重ねられてきたものが、

心の傷やトラウマやカルマ、遺伝的なもの、

先祖から受け継いできたもの、

そんなものが、反応させている。

自動的に起こっている。

 

ベストだった、精いっぱいだった、

そういう自分を認めよう。

人間ってそういうものだって、受け入れよう。

 

大事なのは、これからのこと。

したくはなかった反応が、

なるべく出てこないよう、

傷ついている自分を癒そう。

自分でも気がついてない、深い傷も。

少しづつ、じっくりと。