完璧主義

すごいな、

ステキだな、と思う人

たくさんいる。

 

一緒にいてホッとする、あったかい人。

芯がスッと通っててぶれない人。

周りを和やかにさせる気配りの人。

明るくて、おおらかな人。

見通しの効く頭のよい人。

しなやかで柔軟性のある人。

 

みんなステキ。

そう思う心の奥で、

そうなれないわたしが引け目を感じてる。

 

イラッとさせられる人

近寄りたくない人も、いる。

 

不機嫌な人。

愚痴や悪口ばかりの人。

トロくって、頭の悪そうな人。

視野が狭くって、偏った人。

人の話を聞かない、愚かな人。

人を嘲って見下す人。

自分がなくて日和見な人。

自分さえよければいい、ずるい人。

 

嫌だな。

でも、自分も持っている、嫌な部分。

 

ステキな人を、ステキだと思いすぎるのも、

嫌な人のことが、気になってしまうのも、

根っこは同じ、完璧主義だから。

 

自分を肯定していない。

だから、あれが足りない、

あんな風になりたい、

そう思って人をみる。憧れる。

そうなれない自分を、否定している。

完璧になりたくて、なれない自分。

 

人の嫌な部分が、目につく。

なんで、こんなひどいの?

頭わるいなー、腹たつ!

人の話聞いてる?

人にも完璧を求めて、完璧じゃない人に憤る。

 

完璧なんて、どこにもない。

誰も完璧じゃない。

よい部分もあって、ダメな部分もあって、

優れたところもあって、欠けたところもあって、

それが自分。それが人間。

 

完璧主義。

自己肯定感が足りてない。

自分を否定して、他人も否定する。

ありのままを、認めない。

 

生きづらいね、完璧主義。

 

ちょっとづつ、ちょっとづつ、

等身大の自分を、認めていこう。

完璧じゃなくて、いいんだよ。

 

欠けたところがあって、

イタいところがあって、

それがわたし。

 

どんなに愚かにみえても、

どんなにひどい人に思えても、

それは、その人の一側面。

 

完璧じゃなくって、いいんだよ。

 

自分を認められるようになれば、

きっと、人のことも認められる、

気にならなくなる。