一里塚

きちんと育たなかった自尊感情

いつも不十分って感じて、

頑張りすぎるけど、空回り。

なんとなく後ろめたくって、どこにいても

ここにいていいんだっていう安心感をもてない。

何か不具合があると、わたしのせいじゃないかって

過剰に責任を負い、義務を感じ。

 

ありのままって言葉が、何を表現しているのか、

全然わからなかった。

ありのままの自分が、ありえなかったあの頃。

 

自分を取り戻す旅。

まず一番大事だったのは、

自尊感情を育て直すこと。

 

今だって、今までだって、十分がんばっているということ。

なかなかよい側面を持っているということ。

頑張らなくたって、価値は減らないということ。

できることだって、たくさんあるということ。

ただ生きているということ自体が、素晴らしいということ。

つらい子ども時代を生き延びてきた強さもあるということ。

 

できないところ、不十分なところしか見てなかったことに気づく。

 

よいところを探して、ほめてみる。

最初は10個探すのでさえ、無理だった。

見つけたよいところは、

日記に書いて、忘れないようにする。

毎日必ずいいところを見つける。

人からいいところをほめてもらう。

意外な自分を発見。そしてきちんと受け入れる。

人の良さも見つけて、ほめる。

 

何かが足りないって思いが消えていき、

安心感って何かがわかってきた。

過剰な義務感に振り回されることも、減ってきた。

ここまで、大きな一歩。大事な一里塚。

 

歩き方を覚えたら、歩く練習はもういらない。

 

見えてなかった自分を、見つけた。

次は隠している自分を、探しに行こう。

 

次の一里塚へ向かって、また一歩進む。